みささバイオリンワークショップは弦楽器を製作、修理・修復、調整・メンテナンスを行なう弦楽器技術者、Luthierルシアー*が技術、知識、職業上のモラルを学びあう機会を作るために2015年より企画されたプロジェクトです。
*ルシアー(英)とは弦楽器専門の職人を指し、 Liutaioリュータイオ(伊)とかLuthiereルティエ(仏)などと呼ばれたりもします。
「ワークショップ」では国を問わず経験と技術をもった技術者、エキスパートを講師として招きバイオリンの製作や修復について技術講習を行います。もちろんゲスト講師から学ぶことが主な目的ですが、このワークショップでは参加者が受け取るだけではなく、講師と参加者が互いに積極的に意見を交換したり学びあう場所なることを期待しています。
「サマーキャンプ」では参加者が自主的に課題をもって同じラボ(鳥取ヴァオリン製作学校)に集りお互いの技術や知識に研鑽をかけることを目的にしています。経験豊富なベテラン職人から若手職人、アマチュア製作家、ルシアーを志す学生が寝食を共にし自らの新しい課題や目標を得ることを目的にしています。
ー誰もが教え、誰もが習うー
アメリカバイオリン協会(VSA)のオバーリンで開催されるワークショップはこのモットーの元に1986年に30人程のバイオリン製作家、修復家が集まり技術、知識の共有を実践する試みが始まりました。
日本でも同じモットーの元にバイオリンについて見識を互いに深められるような機会が作れないか?というのがこのワークショップの発端です。